我が子は中学受験に向いていないと思っていました。引っ込み思案で、何事もスローペース。とても競争できるタイプではないので、無理にさせると辛くなるのではと考えていました。私の父の強い要望があったことと、公立の教育では、物足りなさも感じてきたので5年生から希学園に入塾させようと決めました。中学受験のことは全く知らず、息子に合う学校が見つかれば良いなと思っていた程度です。希学園が厳しいことは知っていましたが、サポートが充実していることと、息子の力試しのつもりで選びました。私の心配など不要でした。
息子はどんどんクラスが上がって行き、しかも楽しんでいました。公開テストの結果が早く見たくて、学校から走って帰ってきたり、学園長杯争奪テスト大会でいただいた2位の盾を嬉しそうに見せてくれたり、息子にとって希学園は楽しいことがいっぱいでした。
【勉強の付き添い】
中学受験未経験の私にも息子にも算数の宿題は大変でした。入塾して数か月はつきっきりで宿題です。夏頃には息子一人でできるようになりましたが、好きなことからしかしない。苦手分野がどんどん溜まっていきます。そこで、割り箸でおみくじを作り、引いた単元の勉強からすることにしました。当たりくじは、クロスワードや漢字パズルを一緒にすること。夏休み中はおみくじ作戦でなんとか乗り切りました。
次の問題は、間違い直しがなかなか進まない。親から見ると間違えた問題だけやり直した方が効率が良いと思うのですが、テストを丸ごとする方が本人のやる気が出るみたいなので、テストの書き込みを消すのが私の仕事になりました。
5年生から受験を始めた息子は計算がとにかく遅くミスも多く、ドリルをさせてもなかなか伸びなかったので、テストを丸ごとやり直すことで計算力もつくかもしれないと前向きに考えました。小学校に入ってからはYouTubeとゲームばかりで読書をあまりさせていなかったので、国語の語彙には苦労しました。国語の要覧はほとんどExcelに入力してテスト形式にして何度もさせ、読解は一緒に読み、情景や感情などを話し合いました。この時に息子とさまざまな分野で話し合うことができて、親子のコミュニケーションが深まりました。
私が宿題を手伝わなくなってからも、算数や理科で難しい問題や面白い問題があれば、塾から帰ってくるなり、解いてみてと挑戦してきます。国語の漢字パズルや俳句の穴埋めなどは一緒にしようと私が帰ってくるのを待っていて、二人で競争しながら解いていました。勉強の付き添いは大変でしたが、親子の楽しい時間もありました。
失敗したこともありました。あまりに計算ミスの多い息子に公開テストの日、時間が足りないなら、何問か諦めていいからゆっくり計算してみたらとアドバイスしました。その公開テストで計算ノーミス。直前に注意したら効くのだと思い、次の公開テストの日、問題文ちゃんと読んでね、単位見るのよ。等々いっぱいアドバイスしたら、酷い結果になってしまいました。以後、直前のアドバイスは止めました。親はなんとか子供の力になろうといろいろ考えますが、子供にとって良い方法とは限りませんね。親は心配したり、イライラしたり大変だと思いますが、少しでも一緒に楽しんでみてください。
希学園のシステムは素晴らしいです。息子がなんとかできるようになったかなと思うタイミングで、難度が上がって、宿題量も増えて次のステージへ導いてくださる。出遅れの受験生だった息子も6年生になった頃には希学園のペースについて行けるようになり、入塾当初には考えもしなかった灘中学に合格できたのは希学園に灘中学への道があったからです。
希学園の先生、事務局の方、本当にきめ細やかに見てくださって感謝いたします。
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