わが子と共に「楽しい中学受験」を目指そうと心に決めたものの、実際に始めてみると、その道のりは思ったよりも険しいものでした。4年生の段階から、学校の宿題の十数倍にもなる希学園の課題が一気に押し寄せ、毎日それを終えることは非常に困難だったのです。塾の先生方の授業はとても魅力的で、息子も「塾に行きたい!」と楽しみにしていましたが、宿題がなかなか片付かず、先生に叱られることもあって、塾に通うのが億劫になる時期が数ヶ月続きました。
そんな中、北千里教室の原田教室長に相談し、「しばらくは宿題を完璧に仕上げられなくても、叱らないで見守っていただけないか」とお願いしたところ、先生は快く受け入れてくださいました。これが私たちにとって大きな救いでした。おかげさまで息子は無理なく塾に通い続けることができ、自分なりのペースで宿題に慣れていけるようになりました。
妻と私、そして息子の3人で“勝負”のように宿題に取り組み、息子のやる気を引き出す工夫を続ける中、時には息子のほうが難しい問題の解き方を教えてくれることもありました。家族全員がお互いに支え合いながら努力を続けた結果、息子は少しずつ宿題を着実にこなせるようになり、A評価をいただけると家族みんなで大喜び。こうした成功体験が息子のやる気を高め、6年生の入試対策の宿題でS評価をもらえることも出てきました。
振り返ってみれば、最初から宿題を完璧にこなせなかったことは、むしろ良い兆しだったのかもしれません。というのも、ただ宿題を“こなす”のではなく、その内容をきちんと理解したいという息子の姿勢が、より深い学びへとつながっていったからです。焦らずに子どものペースに寄り添い、必要に応じてサポートしながら進めることで、私たち家族も日進月歩の成長を遂げ、積土成山のように一歩ずつ積み上げていくことで、共に成長できたと感じています。
また、私たちが常に意識していたのは、宿題という課題に息子一人が孤軍奮闘するのではなく、親も塾の先生も「仲間」として一緒に取り組むことでした。宿題を“敵”と捉えるのではなく、家族や先生方と協力し合うことで、息子は孤独を感じることなく、安心して挑戦できたのだと思います。
さらに、先生方からいただくコメントは、厳しさの中にも温かい励ましがあり、丁寧かつ具体的な指導は保護者にとっても大きな支えでした。中学受験が終わった今、山のように溜まった宿題の資料を整理しようとしたときも、先生のコメントが書かれたページだけは、思い出の宝物として手放せずにいます。
「宿題について、今日は何回声をかければいい?」と問いかけていた日々も、いつの間にか懐かしい思い出になりました。希学園の豊富な宿題量と質、そしてなにより先生方の真摯なチェックには、感謝の気持ちでいっぱいです。
この経験を通して、同じように中学受験へ挑む皆さまにも、子どもたちの成長や、家族・先生方と支え合う温かさの大切さを感じていただければ幸いです。どうか、皆さまのご家庭にも希望と感動にあふれる受験の日々が訪れますように。
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