最後まであきらめない心

最後まであきらめない心

六甲学院中学校

タイトル一覧へ

 ぼくは4月から第一志望校である六甲学院中学校に進学します。昆虫が大好きな自分にとって、学校内にオニヤンマやジャノメチョウなどがいる自然豊かな環境は、とても魅力的でした。また、説明会に向かう途中の坂道で、すれ違う六甲学院生のみなさんほぼ全員から「こんにちは!」とあいさつをしてもらいました。ぼくは明るい雰囲気でいいなあと思いました。体育祭を見学に行った時の全校生での行進は、壮大でかっこいいなと思いました。そのような理由から、志望校に決めました。

◆5年生
 5年生の9月から希学園に入塾しました。それまでは違う塾に通っていました。小学校の友達に誘われて希学園の夏期講習を受けてみたら、授業がとても面白くて、入塾を心に決めました。入塾を決意した理由のひとつに、木原先生との出会いがありました。「ていねいに目の前の問題に向き合っていくと、必ず力がつくよ」と、慣れないぼくにたくさん声をかけて励ましてくださいました。
 ベーシック、最高レベル演習理科を受講しました(最高レベル演習算数の資格がなかなかとれず、なんと6年生最後の公開テストでクリアするという結末でした)。
 クラスはPC5~8でした。

◆6年生
【春】
 最高レベル演習理科の受講は3月までにし、六甲学院中を目標に4月からは、ベーシック、実戦レベル演習算数、志望校別特訓(六甲学院・須磨学園コース)を受講しました。

【夏】
 天王山といわれる夏休み。ぼくは体調を崩してしまい、夏期講習にあまり行けなくて、他の人に遅れをとっているのではないかと心配していました。不安でむかえた9月の合否判定テストで、六甲学院中A日程、A判定。とても嬉しかったです。

【秋】
 ベーシックと志望校別特訓の宿題で手一杯になってきたので、実戦レベル演習算数は10月までの受講にしました。11月の合否判定テストはE判定と、成績に波がありました。しかし、その頃のぼくはそれほど悲観していませんでした。

【冬】
 いわゆる赤本には手をつけず、希学園から配られるテキスト(プリント)をきちんとこなすことを頑張りました。
 6年生でのベーシックのクラスはPC5~7。だいたいPC6でした。

【前受け】
12/21 岡山中学校(三宮会場)
 初めての入試はとても緊張しました。チューターの森本先生から「ここで緊張しておけば本番では緊張しなくなるぞ」と声をかけていただきました。
 結果、難関大コース合格。

【お正月】
 1/1に行われたプレ六甲学院中入試で、なんとD判定で不合格…(算数B判定、理科B判定、国語E判定)。合格まであと9点。
 ぼくは悔しくて悔しくて、森本先生の前でたくさん泣きました。その時、「これは、価値ある敗北だ」と言っていただきました。この言葉で、ぼくは前向きに頑張ることができました。9点足りなかったからこそ、この後も気を抜かずに頑張りぬこうと思いました。六甲学院中は毎年必ず漢字が10問出るので、漢字をとにかく覚えまくろうと「最後の砦」を毎朝毎晩ひたすらノートに書きました。算数は、引き続き「合格徹底演習」を解きまくりました。入試の前日にプリントのおかわりをお願いしたら、森先生に「もう明日が試験だからいらないだろう」と言われました。理科は「合格への道」を終え、毎回配られるテキストに専念しました。
 しかし、最後の1週間というところでまたしても体調を崩してしまい、勉強の追い込みではなく体力の回復に努める1週間となってしまいました。その時、それまで勉強してきたテキストやプリントを積み上げたものを母が見せてくれました。「これだけやってきたのだから、きっと大丈夫!」そう思えました。

【前日】
 おやすみコールでは六甲学院・須磨学園コースの先生たちと話すことができて、緊張がほぐれました。松谷先生が「次は弟に代わります」と言い、永原先生かなと思いました。「ぼくはだれでしょう」と聞かれたので「永原先生です」と言うと、まさかの森本先生だったのでびっくりしました。とてもおもしろかったです。
 まだ咳がのこっていたし、明朝は5時半起床予定だったので、20時くらいには寝ました。

【本番・一日目】
1/18午前 六甲学院中学校
 まだ月が輝くくらい真っ暗な中、家を出発しました。電車内で黒田学園長先生の「学園長からのメッセージ」動画「君たちを合格に導く、入試当日気を付けたい3つのこと!」をイヤホンをして見ました。時間配分に気を付けようと改めて思いました。そしてとても勇気が出ました。体調のこともあるし、母に何度も「タクシーで行く?」と聞かれましたが、ぼくは車酔いをするので徒歩で行くと言い張りました。
 寒い朝だったけれど歩いて坂道を登って学校に着くと、額から汗が流れました。会場の入り口で森本先生と永原先生が待ちかまえておられて、姿を見つけた時は嬉しくなりました。そこで「落ち着いてゆっくり正確に。時間配分に気を付ければ受かる」と声をかけていただきました。最後は森本先生とグータッチをして会場へ入りました。
 国語、算数、理科と試験が進み、理科の途中でとてもおなかがすいて気持ちが悪くなってきました。朝ご飯をあまり食べなかったためです。早起きをして眠かったり時間がなかったりしますが、しっかりと食べておくことをおすすめします。

1/18午後 滝川中学校(西宮会場)
 西宮北口のコインパーキングに停めていた車の中で、仮眠をとりました。試験は16時から19時すぎまでありましたが、志望校別特訓で朝から晩までテストを受けたりや勉強をすることに慣れていたため、遅い時間の試験にも集中してできました。
 しかし、六甲学院中も滝川中も手ごたえはなく、むしろ六甲学院中の算数の大問ひとつをまるまる解けなかったことがショックで、落ち込んでいました。夜のおやすみコールでそのことを話すと、「みんなそのようなことを言っていたから気にするな」と森本先生に言っていただき、気持ちを切り替えようと思いました。直前に配布される「入試合格の秘訣」にもありましたが、「君が難しいと感じた問題は、他の受験生にとっては無茶苦茶難しい問題だ!」ということなのだと思いました。解けなかったけれど、途中の式は書いたので、部分点があるかもしれないと前向きに考えました(でも、あとから母に聞きましたが、就寝中はうなされていたらしいです)。

【本番・二日目】
1/19 須磨学園中学校
 朝ご飯の最後に、きなこもちを食べました。腹持ち対策です。そのおかげか、須磨学園中の午前入試ではおなかはすきませんでした。激励には、六甲学院・須磨学園コースの先生たち全員が待ちかまえておられました。とても安心できました。

 午前入試と午後入試の間の昼休憩に、前日の結果を知りました。
 ≪六甲学院中、合格≫
 ≪滝川中 医進選抜コース、合格≫
 「よっしゃぁぁぁ~!」と思わず声が出て(他の受験生もいたため、小さめでしたが)、涙も出ました。一緒にいた母も「よかったね」と泣いていました。ほっとしすぎて、たくさん用意してもらったごはんが手につきませんでした。
 体調が万全ではなかったのでこの時点で帰ることも考えましたが、せっかくここまできたのだから、と午後の入試も頑張って受けました。
 結果、午前も午後も不合格でした。

◆最後に
 ぼくは六甲学院中の校舎前で撮ってもらった写真を、机に飾っていました。「もう一回、この場所に立つのだ!」という強い思いで勉強しました。
 何年も塾に通うことは大変でもあり、楽しくもありました。希学園に通って、本当によかったです。先生方、事務のスタッフの方、一緒に切磋琢磨した友だち、いつもお弁当を作ってくれたお母さん、送迎をしてくれたお父さん、元気をくれた弟たち。支えてくださったすべての方々、本当にありがとうございました!!

後輩のみなさんへ
 宿題が多くしんどいこともありますが、へこたれずに頑張り続けてください。そうすればきっと道はひらけます。
          第一志望校絶対合格!!

タイトル一覧へ

お問い合わせ

お問い合わせ

0120-933-223

【受付時間】10:00~18:00
(GW・お盆・年末・年始を除く)

各種お問い合わせ窓口はコチラ