僕は、希学園のおかげで第一志望校の灘中学校をはじめ、受験した3つの学校に全て合格することができました。その過程を書き記した以下の文が、少しでも後輩の皆さんの役に立てば嬉しいです。
<3年生まで>
そろばん、水泳、英会話、中国語(どちらもオンライン)、絵画、ボーイスカウト(6年になるまでしていた)、卓球、サッカー、ピアノをしていました。習い事は早いうちにした方がいいです。習い事の中で一番役に立ったのはそろばんで、特に暗算ができると計算が少し得意になります。また、水泳やサッカー、卓球、ボーイスカウトなどは、ある程度の体力と集中力がついて、後に勉強に活かされたのではないかと思います。あと、プログラミング検定、英検、中国語検定などにもチャレンジしました。
<4年生>
僕は、4年生から希学園に入塾しました。プレチューターは途中から小林(宗)先生になりました。入塾したときのクラスはPC3で、そこから受験までは基本はPC0で、途中で6回PC1に落ちました。4年生はベーシック国語・算数・理科だけをとっていました。公開テストは1回だけ十傑に入りました。日々の計算をほとんどしていなかったので、小林(宗)先生によく叱られましたが、あとから考えてみるとその時に日々の計算をしておけばよかったと後悔しています。その結果、計算大王は全然できませんでした。日々の計算はしっかりとすることをおすすめします。そのほかの宿題は基本こなしていました。あと、11月に全国統一小学生テストを受けましたが、社会が悪すぎて予選で落ちてしまい、悔しかったので5年生でも受けることにしました。
<5年生>
プレチューターは西尾先生でした。受講した科目は、灘中選抜特訓、ベーシック国語・算数・理科そして社会特訓です。社会特訓は親が「とりあえず触れてみよう」と言ったのと、4年生に受けた全国統一小学生テストでリベンジをするために受講しました。公開テストも3科から4科に切り替えました。3科と4科でそれぞれ1回ずつ十傑に入りました。授業では、山下(正)先生の余談が面白かったです。全国統一小学生テストは6月と11月に受けました。6月は、やはり社会が悪かったのと、国語がなぜか悪く、予選で落ちました。しかし、4年生の時よりはマシでした。11月はなんとか受かりましたが、決勝は作文がぼろぼろでほとんど最下位でした。
<6年生>
チューターは江見先生でした。江見先生は絵が上手で、理科の雑学をたくさん知っていて面白いです。志望校別特訓、ベーシック(ベーシック灘)国語・算数・理科、灘中トップ合格養成講座(最後だけ)を受講していました。6年生になって公開テストでよく十傑に入るようになりました。社会特訓はやめましたが、公開テストは4科で受けたので、春以外はあまり4科では十傑に入れませんでした。そのことと、灘中入試では必要ないと思い、秋以降は3科に戻しました。
〜春〜
6年生初めての灘中入試実戦テストがあり、合格できたので、灘中入試実戦テストとプレ灘中入試全勝を目指そうと思いました。志望校別特訓[第Ⅰ期]のクラスはずっとN2でした。合否判定テストは全て理科がよく、その中でも、一番良かったのは3月の合否判定テストで偏差値が82でびっくりしました。嬉しかったです。また、学園長杯争奪テスト大会があり、そこで3位の盾をいただき、嬉しかったです。
〜夏〜
夏期講習が始まりました。志望校別特訓[第Ⅱ期]ではずっとN2だったのがN1を経てN0になれました。途中で灘コースの夏期合宿がありました。合宿中に行われるスピード強化演習は速さと精度の両方を求められます。算数は40個中33個、理科は40個中35個クリアできました。スピード強化演習は大変だったけれど、そのおかげで強くなれたと思います。8月に行われたプレ洛南高附属中入試では、専願では受かりましたが、併願では1点差で落ちてしまい、とても悔しかったです。ここで、「1点の重み」を学びました。
〜秋〜
ベーシックがベーシック灘にかわり、僕は北千里教室のリーダーになりました。10月の第6回灘中入試実戦テストでは、算数Ⅱがまさかの33点で衝撃を受けました。その時は国語がよかったのでなんとか合格できました。算数Ⅱはその後徐々に点が取れるようになりました。志望校別特訓[第Ⅲ期]は、1回もN0になれませんでした。この頃が一番成績が悪かったと思います。ただ、志望校別特訓[第Ⅲ期]の最後の復習テストは全体5位だったので嬉しかったです。また、ベーシック11月度の成績が全体4位でこれも自信につながりました。これまで僕は3科2型では何回か十傑に入りましたが、毎回3科1型では十傑に入れませんでした。しかし、11月の公開テストでなんとか3科1型で十傑に入ることができ、最後の灘中トップ養成講座を受ける資格を手に入れることができました。秋の終わり頃から、算数が得意になっていきました。
〜冬〜
志望校別特訓[第Ⅳ期]のクラスは全てN0でした。冬休みに入り入試対策が始まり、いよいよ本番に備え始める、という雰囲気になりました。入試対策では灘コースは北千里教室にはなかったので、西宮北口教室で受けていました。この頃は、全ての教科がバランスよく得意でした。席順は、はじめからずっと西宮北口教室の中で6番目ぐらいの席にしかならず、成績はとても安定していました。途中で算数No.特1という授業(算数No.特1は年によってあるかないかが変わる)の算数Ⅰのテストゼミで100点を取れたのは嬉しかったです。正月にあった、最後のプレ灘中入試は、これまでで一番よく、総合順位は8位で、算数Ⅰがとてもよく95点でした。テスト中はもしかしたら100点を取れたかもと思っていましたが、誘導にのればとても簡単な問題をなぜか間違えてしまい、とても悔しかったです。しかし、全体的には良かったので自信につながりました。
<本番>
〜 1月8日 北嶺中入試 〜
国語・・・潜水艦の文章が面白かった。普通。
算数・・・簡単。→満点だった。
理科・・・知識問題が難しかった。他は簡単。
結果:特待合格
〜 1月17日 灘中入試前日 〜
ホテルで、前日特訓にもらった教材に一通り目を通しました。おやすみコールでは特別なことはしゃべりませんでしたが、安心することができました。
〜 1月18日 灘中入試1日目 〜
朝のミニ講義の後、シュプレヒコールで気持ちを固めて灘中学校に向かいました。その時に栄養ゼリーを飲んだら鼻に入って、プールで水が鼻に入ったような感じになりました。
国語Ⅰ・・・いつも通り普通。
理 科・・・問題の枚数が例年より増えて、しかも1枚に大問1つずつあってびっくりした。力学が難しかった。
算数Ⅰ・・・九九表の問題が的中した。時間配分をミスった。簡単(と思っていた)。
当日特訓の集会で、松田先生が、理科の先生を「灘コースのスタッフ」と言っていたのが面白かったです。おやすみコールは、1回目と同じく特別なことはしゃべりませんでしたが、安心することができました。
〜 1月19日 灘中入試2日目 〜
1日目と同じく、朝のミニ講義の後、シュプレヒコールで気持ちを固めて灘中学校に向かいました。今度はちゃんと栄養ゼリーを飲めました。
算数Ⅱ・・・同一平面上の点が結べない立体切断が前日特訓で的中した。簡単。
国語Ⅱ・・・詩が難しかった。他の文章は普通。
終わった後、洛南高附属中の前日特訓を受けました。もしこの時受けていなかったら、部分分数分解を知らないまま洛南高附属中の入試を受けていたので危なかったです。
〜 1月20日 洛南高附属中入試 〜
六孫王神社でミニ講義を受けた後、試験会場に向かいました。
国語・・・前日特訓で言われた方法でやったらプレ洛南高附属中入試の時より解きやすかった。普通。
算数・・・普通。
理科・・・植物がミニ講義で的中した。力学はほぼ空らんになった。それ以外は簡単。
入試が全て終わったので、洛南高附属中の近くの公園で食事して遊んで、お寺に行って瞑想して帰りました。
結果:併願合格
〜 1月21日 灘中結果発表 〜
ドキドキしながら、ホームページの「結果を確認」のボタンをクリックしました。最初は文の様子から大体合格だろうと思っていたけれど、「合格」の2文字を見つけた瞬間、「合格したんだ」という実感が湧き、喜びが込み上げてきました。
点数は、
国語Ⅰ・・・合格者平均点を本当にギリギリ超えていた
国語Ⅱ・・・合格者平均点をまあまあ超えていた
算数Ⅰ・・・合格者平均点をギリギリ超えていた
算数Ⅱ・・・合格者平均点をまあまあ超えていた
理 科・・・合格者平均点をギリギリ超えていた
という感じです。最終的に、2日目にいい点数が取れていました。
そのあと、合格者が集まっている岡本教室に着いた時、写真撮影が始まろうとしていました。間に合って良かったです。
<伝えたいこと>
・国語の文章が苦手な人は、文章の内容を楽しむといいです。僕はそうすることで、国語を苦手にならずにすみました。
・6年生の時に配られる語句要覧は語句、理科のサブノートは理科の基本知識をほとんど網羅しているので、暇な時に少しだけ見たりするのを繰り返すことをおすすめします。
・わからないことはためらわず、積極的に質問しましょう。
<最後に>
僕が灘中に合格できたのは、チューターの江見先生をはじめ、灘コースの先生方、黒田学園長、その他希学園の先生方、事務の方々、一緒に勉強した仲間たち、そして、何よりも希学園に通わせてくれ、サポートしてくれたお父さん、お母さんのおかげです。心の底から感謝しています。
皆さんの第一志望校への合格を祈っています。
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