僕は希学園のおかげで灘中学校に合格できました。僕の経験が後輩のみなさんの役に立てれば嬉しいです。
【入塾まで】
小学校入学前から入塾までサッカー選手を目指して週5日地元の強豪サッカーチームでサッカーをしていました(僕はうまくなかったのですが…)。他にはそろばん・水泳・英語をしていました。中学受験をしようと思って受けた入塾テストでは偏差値が36でした。それでも希学園から入塾の許可をいただき、「希学園に入れる!!」って家族みんなで大喜びしていました。
【4年生】(受講講座:ベーシック土曜国語・算数、ベーシック理科、最高レベル演習算数)
入塾テストの後もう一度テストを受け、クラスはPC6でスタート。どの先生の授業もとても面白かったので楽しく勉強することができました。宿題は覚えているうちに取り組んだ方が楽だと思い、その日のうちに1回目を終わらせるようにしました。復習テストでは平均点以上が取れるように頑張ったので徐々にクラスが上がっていきました。秋にプレチューターの小林恵莉花先生に「灘中を目指さないの? 素質はあると思うよ」と言われ、初めて灘中を意識しました(小林先生、ありがとうございます)。それから小5灘中選抜特訓の受講資格が取れるように、それまで以上に宿題プリントを丁寧にして、間違い直しを頑張りました。すると受講資格が取れ、12月には念願のPC0にもなりました。
【5年生】(受講講座:ベーシック全て、最高レベル演習全て、灘中選抜特訓)
この頃は週2日サッカーをし、そろばんも初段を目指して頑張っていました。プレチューターは水野先生で、クラスはPC0とPC1をいったりきたり。プレ灘中入試は全てC判定以下でしたが、悔しいというよりも「希学園の仲間って凄いな」と感心していました。11月の公開テストと習熟度確認テストでは、最初で最後の十傑に入ることができました。
サッカーを続けるか悩んだ挙句、1月末で全ての習い事をやめて本気で灘中を目指すことにしました。Nintendo Switchも受験が終わるまでは我慢することにしました。
【6年生】(受講講座:ベーシック全て、最高レベル演習全て、志望校別特訓灘コース)
〈志望校別特訓[第Ⅰ期]〉
チューターは富田先生になり、クラスはPC0、志望校別特訓のクラスはN2スタートでした。
2月の灘中入試実戦テストでは得意だと思っていた算数の合計点がまさかの80点台(200点満点中)で総合C判定不合格でした。でも、凡ミスでたくさん失点していることがわかったので「ミスをしなければ合格できる」と楽観視していました。国語の読解が苦手なので国語Ⅰで点を稼ごうと語句を集中的に勉強していたおかげで国語Ⅰの偏差値は60でした。そこで語句を頑張る作戦はこのまま続けようと思いました。
3月の灘中入試実戦テストでは初めてのB判定合格で大喜びしました。見直してみると凡ミスが2月の時に比べ格段に減っていました。公開テストでは国語の偏差値が55を下回ることが多く、「灘中に合格できるかどうかは国語次第だな」と思っていました。
〈志望校別特訓[第Ⅱ期]〉
初めてのプレ灘中入試でもB判定合格でしたが、2連続合格で気を緩めてしまい5月の灘中入試実戦テストではC判定不合格でした。やはり凡ミスが多発していましたが、解き方が理解できると満足してしまい、本気でミス対策をしようとはしていませんでした(当時はしているつもりだったのかも。この後とんでもないことになろうとは…)。
〈志望校別特訓[第Ⅲ期]〉
不合格以降、気合いを入れ直して挑んだ7月の灘中入試実戦テストでは算数が140点を越えてB判定合格でした。志望校別特訓[第Ⅲ期]になり宿題の量は倍増しましたが、隙間時間を利用して何とか睡眠時間を削ることなく宿題をこなしました。
ついに夏休み。ここで驚くことがおきました。8月の公開テストでのことです。僕が苦手だと思っていた国語でなんと総合順位2位になったのです!! それ以降も公開テストの国語の偏差値が60を超えるようになりました。富田先生の授業が面白すぎたこと、テスト直しへのコメントを読むのが楽しくてテスト直しを頑張れたこと、「文章をゆっくり丁寧に読んで1回で文章内容を理解する」というアドバイスを実践したこと、語句を頑張ったこと、最高レベル演習で記述力がついてきたことがよかったのだと思います。
お盆には一大イベントである夏期合宿に参加しました。灘コース合否判定テストではB判定合格。スピード強化演習では全部で40ある課題のうち、算数38、理科40の課題をクリアできたのは嬉しかったけれど、算数を全てクリアできなかったのは悔しかったです。原因はスピードの出しすぎでミスを連発してしまったことでした。楽しかった合宿が終わり、その翌日に実施されたプレ灘中入試ではB判定合格。プレ洛南高附属中入試でも併願B判定合格という良い結果で夏を締めくくることができました。
9月と10月の灘中入試実戦テストはどちらもB判定合格で「夏に頑張った甲斐があった!」と思いました。でも、希学園生活最後の学園長杯争奪テスト大会では算数の時間配分を間違えたせいで盾がもらえず悔しかったです。また、この頃の公開テストでは3回連続の13位。「凡ミスが1つでも少なければ十傑に入って灘中トップ合格養成講座が受けられたのに…」と悔しい思いをしました。このあたりから松田先生のおっしゃっている「入口と出口のチェック」を頑張ろうと強く思うようになりました(もっと早くからしていれば…)。
〈志望校別特訓[第Ⅳ期]〉
灘系のテストゼミが非常に多くなりました。一つひとつのテストにおいて最善を尽くしたつもりでしたが全く凡ミスは減らず、むしろテストの難度があがったために凡ミスは増えていく一方でした。算数のテストゼミで合格点や平均点を下回ることが増えたので、学園長に書いていただいたアドバイスや松田先生にいただいたテストの受け方を何度も読み返し、「入口と出口の確認」を頑張りました。おかげで低迷しかけた算数が少し持ち直し、国語・理科ともに安定してまずまずの点数が取れていたので、この頃はそれほど心配をしていませんでした。
〈入試対策(第Ⅰ期・第Ⅱ期)〉
持ち直したと思っていた算数が再びスランプに。さすがに心配になってチューターノートに書いたところ「スランプが年内に来たのは好都合。調子を戻して本番に臨めますぞ」と富田先生からコメントが返ってきたので、前向きに頑張ろうと思いました。そのおかげで12月の終盤に算数の調子が少し戻りました。
安心したのも束の間、「B判定以上で合格するぞ!!」と臨んだ正月のプレ灘中入試でのこと。算数Ⅱで47点という酷い点数を取ってしまいました(D判定)。原因は問題文を読み間違えたせいで解くのに時間がかかり、その他の落ち着いて丁寧な作業をすれば正解できるような大問を焦って解いて間違えたこと。他の教科も凡ミス多発で総合C判定合格(合格最低点+2点)でした。松田先生に相談すると「能力は十分にあるから大丈夫。あとは都度チェックを徹底する。解くスピードに気をつける」とアドバイスをしてくださったので、先生の言葉を何度も何度も思い出しながら「都度チェック」をそれまで以上に丁寧にしました。するとラスト1週間で一気に調子が戻りました!! 松田先生が繰り返し宿題プリントのコメントに「絶対に勝てます」と書いてくださったのも嬉しくて、自信をもって本番に臨もうと思いました。
〈北嶺中入試〉
国語…普通。記号問題は自信なし。
算数…簡単。満点間違いなし!? →結局くだらないミスで1問間違えていました。
理科…簡単。でも、知識問題は自信なし。
結果…特待不合格(一般合格)。
少し落ち込みましたが、富田先生が「大丈夫!」と言ってくれたので僕も「大丈夫!」と強く思うことにしました。
〈灘中入試前日〉
富田先生からのおやすみコールが楽しみで緊張せず。当日特訓の課題をして21時就寝。
〈灘中入試1日目〉
国語Ⅰ…普通。ミニ講義会場に向かう途中に取り組んでいた語句が2つも出た!!
前日特訓の課題のおかげで難しい語句問題が1問解けた!! 先生、ありがとう!!
理科 …佐生先生が出そうって言っていた問題が出た!! 佐生先生、神!!
形式が例年と大きく違っていて驚いたけれど簡単。20分ぐらい余る。見直し完璧。凡ミスは絶対にないと確信。
算数Ⅰ…若干簡単。数の問題を最後ゴリ押したら解けて安心。2問わからず適当に埋めた。
都度チェックはしっかりできた。
テスト終了後、お蕎麦屋さんに寄ってから岡本教室へ。入試本番中とは思えない位、いつもと同じ楽しい授業を受けてから帰宅。富田先生からのおやすみコールをわくわくしながら待ち、課題を終わらせて21時就寝。
〈灘中入試2日目〉
最近計算ミスが多かったから暗算をしながらミニ講義会場へ。
算数Ⅱ…簡単。前日特訓で松田先生が出そうと言っていた問題が的中!! 松田先生、神!!
見直しも完璧。ベストパフォーマンスができた。満点かも!?
国語Ⅱ…若干難しめ。記述問題は△で粘れるような解答を書いて点数を稼ごうと頑張った。
「自分の力を全て出しきった」とお母さんに言ったら、「そう思えたならもう合否はどっちでもいい。受験は大成功」と言ってくれて、笑顔で高槻中に向かった。
〈高槻中入試B日程〉
国語…普通。記述問題はそこそこいけた?
算数…簡単。1つの大問以外楽勝。
理科…簡単。満点かも!?
京都のホテルに宿泊。おやすみコールで富田先生が洛南高附属中入試に来てくれることがわかり、安心して21時過ぎに就寝。
〈洛南高附属中入試〉
国語…読解はめっちゃ簡単。語句が難しい。
算数…普通。1つの大問は丸々わからなかったけれど、それ以外はある程度わかった。
理科…難しい。化学の計算がとても汚く、また最後の力学がとても難しい。
「お宝を見つけたジョーンズ博士」という遊び心がある設定に笑いそうになった。
手ごたえがとても悪かったのでお母さんに「併願、落ちたかも」と言った。
〈六甲学院中入試B日程〉
灘中入試の手ごたえがあまりにも良すぎたので最終日の六甲学院中B日程の前日は受験がすべて終わったかのようなテンション。過去問を1年分してから21時に就寝。
国語、算数ともに簡単。
〈灘中入試の結果〉
国語Ⅰ:60点、理科:92点、算数Ⅰ:84点、算数Ⅱ:95点、国語Ⅱ:67点 合計398点という過去最高の結果で締めくくることができました (後々わかったのですが、算数Ⅰで適当に埋めた答えが1問合っていました。ですから、「わからない」と思っても絶対空らんにはしないでくださいね)。
〈その他の入試結果〉
洛南高附属中(併願)、高槻中B日程、六甲学院中B日程すべて合格。
【後輩のみなさんに大切にしてほしいこと】
皆さんに大切にしてほしいことが7つあります。
①授業を全力で受けること。
②宿題は早めに終わらせ、ためないこと。
③宿題を丁寧にすること。
④先生からのコメントをしっかり読んでアドバイスに従うこと。
⑤生活のリズムを崩さないこと。
⑥解き方がわかったからといって安心せず、一発正解にこだわり凡ミスに向き合うこと。
⑦先生を信じ、自分の力を信じること。
どれも当たり前のことかもしれないけれど、3年間を振り返ってとても大切なことだったと思います(特に⑥と⑦)。
まず⑥についてです。僕は凡ミスだから大丈夫、解き方がわかったから大丈夫と油断していたことで冬に凄く苦しい時間を過ごしました。自分ではミスをしないように気をつけていたつもりだったし、ミスなんて無くならないと思うこともあったし、それなりの点数が取れている時には焦ることもなかったし、何が足りていないか気づかなかった…。だからすごく難しいことかもしれないけれど、早い時期から一発正解にこだわって、自分の凡ミスに向き合ってくださいね。
それから⑦について。先生たちはいつでも「大丈夫、自分の力を信じて!!」と言いながらたくさんアドバイスをしてくれました。先生たちを信じ、自分の力を信じることができたから、受験本番にベストパフォーマンスができたのだと思います。なので、みなさんも先生たちを信じ、自分の力を信じて前を向いて頑張ってくださいね。
【最後に】
これまで温かく熱心にご指導してくださった希学園の先生には心から感謝しています。ずっと温かく支えてくれて元気をたくさんくれた富田先生(太陽神!)、先生と一緒に過ごした時間は僕の宝物です。それから、僕の力を信じてくれて自信を与え続けてくれた松田先生、楽しい授業や遊び心たっぷりの課題で最後の最後まで楽しませてくれた佐生先生、ベーシックでも志望校別特訓でもたくさんご指導いただきありがとうございました。また、丁寧に問題に向き合うことの大切さを繰り返し教えてくれた黒田学園長をはじめ、齋藤先生、西川(大)先生、江見先生、津田先生、林先生、入江先生、久保先生、弓長先生、水野先生、小林先生、山下(正)先生、西川(和)先生、花崎先生、古賀先生、坂東先生、辻浦先生、民野先生、網盛先生、留川先生、西尾先生、能勢先生、その他の先生方、岡本教室・三宮教室・西宮北口本部教室の事務の先生方、本当にありがとうございました。また、一度も欠かさずにお弁当を作ってくれたお母さん、お迎えに来てくれたお父さんとお兄ちゃん、そして最後まで「共走」をした仲間、本当にありがとうございました。希学園で過ごした3年間を忘れずに、これからも頑張っていきます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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