私はこの春、目標にしていた四天王寺中学校医志コースに進学します。
この体験記が後輩の皆さんの合格の役に立てば嬉しいです。
〈医志コースを目指した理由〉
小学1年生の頃から、第一志望校は四天王寺中学校(医志コース)。四天王寺中学・高校を卒業した母を抜かそうという思いが第一志望校を決定させました。
〈希学園との出会い〉
私は小学5年生の頃から学校が連携している塾の授業を小学校内で受けており、学校での成績は安定していました。しかし、「このままの成績では、医志コースには合格できない」と進路指導の先生にハッキリ言われ、塾に通うことを決意しました。
私は全国統一小学生テストを希学園の教室で受験しており、その繋がりで希学園の入塾判定を受けることになりました。入塾判定クラスは全国統一小学生テストの結果でPC6、公開テストの結果ではPC9でした。そうして、私はPC6で5年生の12月から希学園に通い始めました。
〈6年生〉
ベーシック、社会特訓、志望校別特訓四天王寺コースを受講。実戦レベル演習算数も6月から始めました。チューターは山田(和)先生。ベーシッククラスはPC7、社会特訓は6組からのスタートでした。
~春~
私は水曜日に空手を習っていたので算数の2回目まで取り組めず、焦っていたのを覚えています。学校には希学園の塾生(灘コースの子)がいたので、休憩時間にあまり希学園の課題をできずにいました。
学校のテストで良い点数をとると他塾に通っている子から悪口を言われ(まだそれほど塾に行ってない人に負けたっていう“負け惜しみ”ってやつですね)、口癖が「私なんか…」になってしまいました。
それからというものネガティブな発言や態度をとるようになっていきました。気持ち的にはつらくても他人の前では明るく振る舞おうとしていました。
春はスタートダッシュの時期です。体調もですが心にも気をつけてください。
~夏~
第1回プレ神戸女学院・四天王寺中入試では四天王寺中・英数コース専願だけの合格。「頑張らないと!」と思い、学校の休み時間は「サブノート」や「国語要覧」を読んで暗記に励みました。するとぐんぐん成績は伸びてクラスはPC4まで上がりました。
しかし、7月に学校で問題が発生。クラスで話し合いが続きます。私はメンタルがズタボロになり、公開テストでは全教科偏差値10以上ダウン。夏期講習のクラスはPC7での受講になりました。
夏休みは夏期講習にベーシックと課題が多いので夏期早朝サポートルームにもほぼ毎日通い、わからない問題は質問に行きました。
第2回プレ神戸女学院・四天王寺中入試では専願にも引っかからず全落ち。帰宅後も涙が止まらず、森(祐)先生に電話をかけ、いろいろと話したことを覚えています(一番覚えているのは、「自信がないなら寝る前に今日頑張ったことを5つ言いなさい」って言われたことと、「テストでは最低50点はとりなさい」と言われたことです)。同じクラスの子や森(祐)先生との電話でメンタルはどんどん回復していき、次の月にはPC5に戻ることができました。
友達づきあいはとても大切です。自分だけで抱え込むのではなく、しっかりと周りの人に相談していきましょう!!
~秋~
志望校別特訓[第Ⅲ期]になり課題が増えました。11月にはインフルエンザにかかり課題を提出できないことも多々ありました。隙間時間を見つける度に宿題に取り組み、夏休みの成果も出始め、ベーシックのクラスはPC2、社会特訓は2組まで上がり復習テストも安定しはじめます(公開テストの結果を見て山田(和)先生に「これは伸びすぎ」と言われたのを覚えていますw)。この時期から苦手な算数を克服するために実戦レベル演習算数を受講し始めました(6月~8月はWeb)。
しっかりと課題をこなしたから学力が上がったと思うと、自分は頑張っているのだととても自信になりました!! 寝る時間はしっかりとりながらも課題は頑張って取り組みましょう。
~冬~
入試対策が始まり、もうすぐ入試なのだと実感しました。毎日、朝から晩まで塾があり体力的には辛かったですが、先輩方からの激励の言葉やシュプレヒコールのおかげで心の底から「絶対合格する!!」と思うことができました。
冬休み前は四天王寺中入試実戦テストがありました。テスト当日の朝、出張に行っていた母から電話があったのですが、不安だった私は母の声をきいた瞬間に泣きじゃくってしまいました。結局フタを開けてみると、医志コースも含めた「合格」と書かれた真っ赤な紙。本当に嬉しかったです。
理科の「サブノート」は何回も繰り返し、算数の「最後の総まとめ」・「復テ直し集」もできるだけ取り組んでください(それらをやりすぎて課題が終わらないのはまた違いますので注意してください)。全ての課題をやりきったときの達成感はどんなものにも変え難いです。頑張って取り組みましょう。
~入試前日~
入試直前期はいつも通り登塾しました。最後の授業はとっても楽しかったです。先生方のアドバイスやメッセージが心に響き、途中から泣いてしまいました。家に帰ってからは理科の暗記の最終確認をしたり、地図帳と睨めっこをしてひたすら国の位置を覚えたりしました。おやすみコールでは、こちらの気持ちを穏やかにしてくれるように面白く、だけど親身に先生方が接してくださり、明日の入試も全力を尽くそうと思えました。
~さぁ本番だ!入試当日~
1月13日 四天王寺中学校・医志コース
みんなとのシュプレヒコールを胸に入試会場に向かいました。四天王寺中学校へ向かう途中、前にいる友達がいつもの調子でニコニコしてきたので緊張がスッと消えていきました。
国語:2問空白を作ってしました。
算数:すごく簡単だった。
理科:最後のグラフと化学は難しかった。
社会:過去問とは少し傾向が違った。時事問題大当たり!! さすが山田先生!!
~四天王寺中学校合格発表~
受験番号は一緒に行った母と祖母が先に見つけてしまいました。私は医志コース、英数Sコース、英数コースの順で番号が表示されると思っていましたが、実際は英数Sコース、英数コース、医志コースの順で、ずっと英数Sコースを見ていた私は勝手に落胆していたのです(w)。母に教えてもらい自分の番号を見たときは和光館で走り回り、周りの人にすごい目で見られました。
~皆さんへのアドバイス~
1.隙間時間は暗記に回そう
暗記は何回も繰り返さないと身につきません。まず苦手な部分から暗記していきましょう。
2.テスト直しは必ず解いて先生に出す
テストで間違えている部分は自分が苦手な部分です。先生にやり直しノートを出すことでもっと良い解き方を教えてもらえるかもしれません。しっかりと取り組みましょう。
3.自分を信じろ
自分がやってきたことを信じなければ自信につながりません。どんなに頑張っても結果は出ないときもあります。諦めずに頑張りましょう(私も少し遅めに結果が出るタイプでした)。
4.とにかく解答らんは埋めよう
場合の数は答えが出たとしても正解とは限りません。わからないときはほぼ当て感で(森(祐)先生の授業には“当て感”を極めようというときがあります)。角度がわからないときは15の倍数を書くといいらしいです。
5.最後まで合格を信じろ!!
自分の合格を信じなかったらその時点で“負け”です。心から自分の合格を信じましょう。
~最後に~
私が医志コースに合格できたのはチューターの山田先生、四天王寺コースの森(祐)先生・藤原先生・木村先生、そして、ベーシックや社会特訓、実戦レベル演習算数の先生方、スタッフの皆さんのおかげです。本当にありがとうございました!!
【受付時間】10:00~18:00
(GW・お盆・年末・年始を除く)