<はじめ>
僕は受験した4校全てに合格し、この春、洛南高等学校附属中学校に進学することになりました。そこに至るまでの道は決して評価されるものではないのですが、そんな僕の入塾してからの体験を、少しでも後輩たちの役に立てるように記せたらいいと思います。
<2年生冬~3年生>
お父さんに勧められて入塾しました。ちなみにその頃は、野外活動(1か月に1回)、水泳、英語などたくさんの習い事をしていたため、宿題が時々できず、計算問題にとても時間がかかっていました。その頃は「受験」ということを全く意識していませんでした。
~ノート真面目にとってないのバレた事件~
算数の時間に、見回っている先生に白紙のノートを見られ、みんなの前で叱られてしまいました。そして、この件から真面目にノートをとるようになりました(絶対にノートはとるようにしましょう!)。
<4年生>
ちょうど新型感染症の影響で学校も希学園もオンライン授業になっていた時です。オンライン授業では、画面を隠しさえすれば何をしてもバレないという気持ちの緩みのせいで、遊んでしまっていました。すると、もちろん成績が急降下してしまい、半年でクラスはPC2からPC7まで下がってしまいました。この時は「洛星に行きたいな~」となんとなく思っていました。ちなみに、国語の森本先生の授業が特に面白かったです。
<5年生>
クラスはPC3から始まり、PC5までを行ったり来たりしていました。かなり習い事を絞り、「受験」というものを意識しはじめていました。精度(?)はともかく、宿題を溜めずにこなしていました。この時初めて、実戦レベル演習を受講しました。さらにポリックも受講していたため、ほぼ毎日希学園にいるような感じでした。はやくからほぼ毎日希学園の状態に慣れておくと、後々すごく楽になります。特にポリックは絶対受講した方がいいです。ポリックの指導後にその教室に残って自習できるし、苦手な科目が得意になっていくのが目に見えるからです。
<6年生春>
クラスはPC3からのスタート。志望校別特訓は東大寺学園コースで、チューターは入江先生でした。また、下校時に乗ったJRで、同じ小学校で洛南高等学校附属中学校(以後洛南高附属中)に進学した人からいろいろ話を聞き、なんとなく洛南高附属中に行きたくなりました。しかしこの頃はゲームやインターネットをあまり制限していませんでした。
<6年生夏>
夏期講習の前に行われる夏期激励集会で、いよいよ志望校を洛南高附属中に定め、なぜか成績が上がってきたため、その勢いに乗って夏期合宿や夏期早朝サポートルームなどに積極的に取り組みました。でもやっぱり課題は多かったです。
~東大寺学園/大阪星光学院・西大和学園(男子)・甲陽学院コース合同の夏期合宿~
夏期講習とは比べものになりません。今回は3日間で行われたのですが、特に2日目がとてもしんどかったです。まず、30分問題演習をした後に5分の休憩という形式なのですが、30分間の問題演習中常に怒号が飛び交っています。もちろん激励もありますが、怒号の方が多かったです。結局ノルマは理科と国語しか達成できませんでしたが、これまでにないくらい集中できたり、学園長のありがたい話が聞けたりと、結果的に行ってよかったと思いました。
<6年生秋>
いよいよベーシックが三分割されました(灘、P、C)。洛星・洛南高附属(男子)コースに変更し、チューターは浅田先生にお願いしました。最初は全てCを選んだのですが、テストゼミがあると聞いて、途中から国語はPにしました。そして夏に頑張りすぎた反動なのか、この頃急に成績が下がってしまいました。洛星中の模試やプレ入試は公開テストより解きにくいので、一度2点足りずに不合格になることがありましたが、他は洛星中、洛南高附属中ともに合格だったので、あまり焦らず、目の前の課題を着々とこなしていくことに努力しました。
<入試対策>
とうとう始まってしまいました。理科33問、算数100問の答えのない問題には苦労しましたが、やり終えた時には自信に繋がりました。何よりテストゼミの直しをしっかりすることを心がけました。このおかげで、受験を模試のような感覚で受けることができたのだと思います。
<入試一週間前~前日>
国語、社会は大体仕上がっていたので、悔いなく受験が迎えられるよう、本郷先生から洛南用の算数プリントをもらい、ひたすら解きました。
洛南高附属中の対策に全力を注ぎたかったので、前受けはせず本番に臨みました。
<いざ本番!>
1月14日
洛星中学校(前期)
国語;普通。問題文の作者を当てた!(梶井基次郎)
算数;普通。
理科;簡単。
社会;普通。
結果→合格
理科は、嫌いな力学、天体、電気が出なくてよかったです。
東山中学校(前期A)
国語;少し簡単。6年生の精読テキストの問題と同じくらい。
算数;最後の方を除いて簡単。
結果→合格
~おやすみコール~
あまり接点のなかった先生が急に電話に出てくれて少し驚きました。山下(高)先生に作者を当てたことを言うと、とても誉めてくださいました。
1月15日
高槻中学校(B日程)
国語;簡単。
算数;全体的には少し簡単だった。が、図形問題がさっぱりわからない! ので、高槻中を受ける予定の人は図形問題には注意した方がいいです。
理科;難しすぎた。「え?」ってなった。(どこの学校でも簡単な)生物、植物がとても難しかった。前に難しい問題、後ろに(他の問題と比べたら)簡単な問題を配置するという受験生の心を折ろうとしている問題だった(問題を解くときは一旦全体像を把握しましょう)。
結果→合格
正直3科、そして理科がとても難しかったこともあり、合格できるかかなり微妙でした(結果は余裕で合格)。あと、高槻中の校舎から出てきた時に母に洛星中が合格だと知らされました。もちろんその足で希学園に報告しに行きました。先生曰く、報告に来た人の中で最も早かったらしいです。浅田先生はじめ、多くの先生方に迎えてもらえました。高槻中の理科が気になって、浅田先生に問題をみてもらいました。「大丈夫!」と言ってもらえ、ちょっとホッとしました。洛星中の合格は嬉しかったけれど、本命がまだ終わっていないので、今夜が勝負!! と気は緩みませんでした。
~本命~
1月16日
洛南高等学校附属中学校
試験会場に向かう前に、六孫王神社で「影のチューター」こと枦込先生に激励をもらえたことが嬉しかったです。
国語;最後の記述が不安だが、それ以外は普通。
算数;とても難しい! 入試対策で解いた洛南高附属中の問題を遥かに超える難度。でも、自分なりに全力を出し切った。
理科;簡単!(最後の意味不明な力学を除いて)
社会;普通。
結果→合格! 「合格」の2文字を見た時、嬉しすぎて叫んでしまいました。もちろん母は大号泣。とても嬉しかったです。
最後に
4年生の時は5年生、5年生の時は6年生を見てついていけるか不安でしたが、その学年になるとみんなが頑張っているので、居残りサポートルームも全然大丈夫でした。途中、「これでいいのかな?」と不安になることもありましたが、希学園にいれば、希学園を信じていれば、合格を勝ち取ることができると思います。まさに勝因は洛星・洛南高附属(男子)コースの先生方、「影のチューター」こと枦込先生などの厳しくも時に優しい先生方、手厚い事務の方々、切磋琢磨できる友達がいる、この環境です。本当にありがとうございました。
これから中学での勉強も大変だと思いますが、希学園で最後までやり切れたので、どんなことでも乗り越えられると自負しています。
天下一の希っ子よ、健闘を祈る!
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