私は憧れだった四天王寺中学校に春から通います。ここに来るまで本当にいろんなことがありました。私の体験が少しでも皆さんの役に立てば幸いです。

　私は３年生から５年生まで他塾に通っていました。５年生の秋には希学園の四天王寺コースのイベントや洛西特訓を受講しました。先生方のフレンドリーさ、授業の楽しさに魅了され、転塾も視野に入ってきました。冬期講習を希学園で受講し、最後の１年はここで勉強したいと両親にお願いしました。

春
　志望校別特訓は洛南高附属・西大和学園(女子)コースでした。転塾したばかりで宿題を回すのがとても大変でした。塾から帰宅し、宿題が終わるのが１時前。朝は５時半に起きていた私は体調を崩しました。なかなか波に乗れないままゴールデンウィークに突入しました。ゴールデンウィークに受けたプレ入試では、「四天王寺中の英数専願なら合格しているだろう」と軽く考えていたのが結果に表れ、不合格でした。自分の甘さを思い知り、帰宅してから両親に中学受験は考え直したらどうかと言われました。

夏
　公開テストの成績が上がらず、合否判定テストの算数も酷い点数でした。チューターの小谷先生と今後のことも含め話し合いました。現状として志望校別特訓の宿題を回すのが難しかったので、[第Ⅲ期]からは四天王寺コースに移ることにしました。チューターは木原先生に代わりました。そして突入した夏休み…。公開テストの直しを提出していなかったのが母にばれ、めちゃくちゃ叱られました。夏期講習では、お弁当を持ってくる母が担当してくださってる先生に私の授業での様子を聞き、あてられても発言してないことを叱られました。私の夏休みは叱られ続けました。嘘は必ずばれます。「自分の弱さを認められない人間が、あと半年も乗り切れる訳がない」と母に言われ、自分の甘さに気がつきました。
　そんな中でも、お盆のプレ入試では四天王寺中英数専願はＡ判定をいただきました。ゴールデンウィークのことがあったので、とても嬉しかったです。

秋
　四天王寺コースに移籍したことで精神的にも少し楽になりました。９月に四天王寺中入試実戦テストを本番さながら四天王寺中学校で受験させていただき、やはりこの学校に通いたいと強く思いました。この時のテストで英数専願、併願の２つに合格することができました。しかし夏にサボってたのが現れたのか、ベーシックはクラス落ち、公開テストの算数は見たこともない偏差値が続きました。
　そんな中、各中学校がプレテストを実施し始めました。私は大谷中と清風南海中のプレテストを受験しました。この時のプレテストは併願校を決めるのに参考になりました。やはり実際に足を運んでみないとわからないこともあります。土曜日の午前中だったので、午後からの希学園での授業が辛かったけれど、みんな同じと思い頑張りました。

冬
　最後の公開テストでは、算数の偏差値がやっと戻ってきました。木原先生が何度もアドバイスをくださったおかげです。12月の中頃にベーシックが終わり、入試対策が始まりました。毎回、過去問を解きました。特に算数は点数の浮き沈みがありました。しかし国語は安定して点数が取れていたので、算数が悪くても少し補うことができました。この頃、前受けで岡山中を受験しました。合格をいただきましたが、ここしか合格しないと岡山に引っ越すと両親に言われました。

直前期
　いよいよ年が明けました。元日にはプレ四天王寺中入試がありました。算数の点数がとても悪く、「これまで頑張ってきたのに何故？」とショックでした。その分、他の教科は良かったので何とか英数専願で合格できました。帰宅し両親に結果を告げると絶句。志望校を考え直すべきと、母に言われました。しかし、どうしても四天王寺中で勉強したかった私は、「第一志望を変更するなんてあり得ない！　まだ頑張れる！」と言い返しました。「それなら合格してみなさい。あなたの本気を見せなさい」と言われました。それからの統一入試日までの２週間、木原先生に「最後の総まとめ　第1分冊」をもう一度いただき、頑張って仕上げました。そうすると、算数の点数も少しずつよくなっていきました。

統一入試日前日
　最後の通塾で、母が迎えに来ました。この１年間、授業や自習で通った教室で勉強するのも最後かと思うと、不思議な気持ちでした。また、明るい時間に外にいることにも違和感がありました。帰宅してご飯を食べて暗記の見直しをしていると、先生方から「おやすみコール」がありました。緊張が少しほぐれ、ゆっくり寝ることができました。

入試当日
　よく晴れて暖かい日でした。
四天王寺中学校（１/15 AM）
　国語　普通。
　算数　いつもより解けた。最後の大問が難しかったので、無理せずに見直しに時間を回した。
　理科　本当は得点源だったのに、とても難しかった。テスト中に「難しい。無理かも。次の社会を頑張ろう」と気持ちを切り替えた。案の定、テストが終われば「難しい」の声が上がっていた。
　社会　簡単。時事問題が難しかった。
　→　合格

　移動の間に四天王寺コースの先生方の動画を見ました。

帝塚山中学校　一次Ｂ (１/15 PM)
　国語　簡単。漢字が多かった。
　算数　普通。
　→　合格
　終わったころには外は真っ暗。寒かったです。

　出発前に先生方の動画を見ました。
清風南海中学校　(１/16 AM)
　国語　簡単。字に注意した。
　算数　四天王寺中より難しい。
　理科　計算が多く、ややこしかった。
　社会　簡単。
　学校のプレテストよりも難しかった。
　→　合格
　希学園のプレ入試で一度も合格をいただいたことがなかったし、学校のプレテストでもＣ判定だったので絶対にダメだと思っていました。

大谷中学校　(１/16 PM)
　国語　簡単。時間が余った。
　算数　簡単。時間が余った。
　学校のプレテストと同じ感じ。
　→　合格

　大谷中の入試が終わり、帰宅してから帝塚山中の結果を確認しました。合格の表示を見ながら、「これで岡山に引っ越さなくてもよくなった」と安心しました。四天王寺中の合格発表は掲示でした。自分の番号を見つけた時、心の底から安心しました。

　結果的に、受験した学校全てに合格することができました。これも四天王寺コースの先生方、テスト直しを最後まで細かく見てくださった北川先生、すべての先生方のおかげです。また、何度も忘れ物を預かってくださった大野さん、母と喧嘩した時に話をしてくださった片岡さん、本当にありがとうござました。四天王寺中学校でやりたい「理科の勉強」をがんばります。