僕は希学園の先生方のおかげで灘中を含む受験校に全て合格することができました。ではこれまでの6年間を振り返っていこうと思います。
<1~5年生>
1~3年生の時は算数科の山田(慶)先生の授業が楽しくて希学園に通っていました。
4年生の時は公開テストでほぼ毎回十傑をとっていましたが、5年生のオンライン授業が始まってから成績は低迷していました。この時の受験に対する意識は低いものだったと思います。
<6年生 春>
僕は国語が苦手だったのでチューターは富田先生になりました。詩や俳句が苦手な人がもらうことのできる「日めくり国語教室」という教材もいただきました。マンツーマンで日めくりの解説をしてくれることが楽しみでした。当時は国語で足を引っ張り、算数と理科で耐えるという点数の取り方でした。2月、3月の灘中入試実戦テストで合格したことで油断したのか、ゴールデンウィークのプレ灘中入試では1点差で落ちてしまいました。悔しくはあったものの、あまり事態を重く見ていませんでした。5月末の灘中入試実戦テストでは合格できて安心しました。
<6年生 夏>
5月末の灘中入試実戦テストから合格が続いて気持ちが緩み、夏休みは有効活用できなかったと思います。夏休みにある初めての灘型テストゼミも軽い気持ちで受けてしまっていました。なぜか8月のプレ灘中入試では好成績で受かって、怠惰な気持ちがより加速しました。
<6年生 秋>
夏頃から芽生え始めた怠惰な気持ちがついに成績として表れ、9月の灘中入試実戦テストでは惨敗しました。この負けの元凶であったテレビやYouTubeは受験が終わるまでおあずけとなりました。そしてベーシック灘が始まり、まさかの谷九教室リーダーに任命されました。ベーシック灘で毎回実施されるテストゼミ、特に算数と理科では高得点が取れず悩んでいました。その不安が頭の中に残る中迎えた10月灘中入試実戦テスト。ずっと低空飛行が続いていた国語がようやく良くなり、なんとか合格しました。
しかし、ここである事件が起きます。志望校別特訓の算数の復習テストで7点を取ってしまったのです。その後の授業に集中できないくらい落ち込みました。次はあんな恥ずかしい思いはしないぞ! と勉強に励みました。次の復習テストは目指せ2桁という、とてつもなく低レベルな目標を掲げ臨みました。すると以前より成長し、8点を取ることができました。点数は1点上がりましたが、それでも落ち込みました。ここから算数の低迷期が始まります。その象徴とも言える出来事が11月灘中入試実戦テスト。最後の灘中入試実戦テストということもあって気負い過ぎてしまいました。結果見事に不合格。算数Iは最下位でした。この敗北によるショックが絶大なもので、落ち込んでいた僕の様子を母が見かねて、チューターの富田先生に相談してくれました。それから、いろんな灘コースの先生方が励ましの言葉をかけてくださいました。最高レベル演習で教わっている学園長も心配して母に電話をくださっていたようです。富田先生からは「試験中に平常心を保つ」よう言われました。松田先生からは「自信を持て」と言われこの二つを特に大事にしました。
<6年生 冬>
入試対策(第I期)に入りました。入試対策でもまだまだ算数の低迷期は続きます。思うように点数が取れないのがもどかしかったです。そのもどかしさを抱え迎えた正月三が日。本番と同じようなスケジュールで動きました。富田先生からはやはり「平常心を忘れるな」と言われました。結果、プレ灘中入試はギリギリ合格でした。まだ算数はよくなかったですが、国語が救ってくれました。その後入試対策(第Ⅱ期)が始まりました。ここからようやく算数の成績が上昇してきました。これはすごく自信につながりました。その状態のままいざ本番へ。
<本番>
~函館ラ・サール中~
会場で母が希学園の先生と同じ色の服をきたN開センターの先生がいるところから入ろうとして面白かったです。皆さんはくれぐれも注意してくださいね。
国語:記号問題が多く記述問題が少なかった。難しかった。
算数:計算がややこしかった。簡単だった。
理科:時事ネタ以外は簡単だった。
結果:合格。10番台で合格できたことは自信につながりました。
~おやすみコール~
全く緊張していなかったので富田先生と楽しくお話をして終わりました。電話が終わった後、眠くて寝てしまいました。
~灘中1日目~
国語:難しかった。
理科:1番が物理で驚いたが、簡単だった。高得点の期待あり。
算数:難しかったが手応えあり。
~おやすみコール~
富田先生と喋った後、三倉先生とお話ししました。三倉先生に対して理科の問題について偉そうに語りました。
~灘中2日目~
算数:最後の大問以外簡単だった。
国語:詩が意味不明だった。
~西大和学園中~
国語:いつも通り難しかった。
算数:そこまで取れた感覚はなかった。
理科:やはり時間が足りなかった。
結果:合格。
~おやすみコール~
ご飯を食べ終わったタイミングだったので、何を食べたか聞かれました(まぐろ鉄火丼セット)。その時に「先生よりいいもの食べているな」と言われました。
~東大寺学園中~
国語:当然のように難しかった。
算数:昨年とは違い難しかった。
理科:当然のように難しかった。
結果:なぜか合格。
~灘中合格発表~
怖かったので、家で結果を見て受かっていたら灘中に行くことにしました。合格発表は10時半で、それまでゲームをしていたのですが、10時25分になると時間を気にするようになりました。そして10時半、灘中のホームページから結果を見ました。最初はよくわからなかったけれど、落ち着いて見たら「合格」と書いてありました。合格の字を見た時僕は声を上げて喜びました。努力は必ず報われるということを身にしみて感じました。そして灘中に行ってみると先生方が喜んでくださいました。僕は受験番号が希学園で一番早かったので先生方が最初に見てくれたようです。そして気になる点数は…
国語Ⅰ:受験者平均より少し上回った。
国語Ⅱ:受験者平均より少し下回った。
算数Ⅰ:合格者平均より大幅に上回った。
算数Ⅱ:合格者平均を少し上回った。
理 科:偉そうに語っていた割には全然。合格者平均点すら下回っていた。
理科の出来を三倉先生に言うと「点数自体は恥ずかしくないのだけれども、偉そうに語っていたのが恥ずかしい」と言われました。今思い出すと、全くできなかった大問の存在を一つ忘れていました。
<後輩たちへ>
後輩たちへ伝えたいことは三つあります。
一つ目
希学園の課題だけをしていれば十分です。追加で何かする必要は一切ありません。
二つ目
入試本番は普段受けているテストゼミと同じような感覚で受けることができます。そういう意味でも一回一回のテストゼミは大切にしましょう。
三つ目
僕は音楽が好きでいつも音楽を聴きながら(たまに歌いながら)勉強していました。
この勉強法はあまりお勧めしないのですが、テスト時に苦しい展開になったら明るい曲調の音楽を思い出してください。そしたら気分が明るくなります。
<最後に>
4年生の時から面倒を見てくれていて、いつも明るいキャラで笑わせてくれた富田先生、厳しいけれど優しく接してくれ、低迷期から救ってくれた松田先生、いつもちょっとしたことを褒めてくれ、理科を得意にしてくれた佐生先生、その他の灘コースの先生方、希学園のスタッフの皆さん、モチベーションを高めてくれたクラスメイト、そして何より支えてくれた家族、本当にありがとうございました。灘中でも希学園の名に恥じぬよう頑張ってきます!
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