僕はこの春、第一志望校としていた東大寺学園中学校に入学します。合格できたのは希学園のおかげです。ここで、合格までの道のりを振り返りたいと思います。この体験記が少しでも皆さんの役に立てばうれしいです。
<入塾前>
中学校のことなど何も考えておらず、サッカーと水泳をしていました。
<3年生>
ベーシック国語と、最高レベル演習算数を受講しました。週1回の通塾ということもあり、この頃は学校の友だちと、週2回ぐらい遊んでいました。3年生の最後の公開テストでは、算数で満点を取ることができ、大きな自信になりました。また、この頃から鉄道研究部のある東大寺学園中を目指すようになりました。
<4年生>
ベーシックと社会特訓、それに加えて最高レベル演習算数を受講しました。クラスはPC1からのスタートで、プレチューターは花野先生になりました。この時は、ベーシック算数の宿題を3回することもありました。また、4年生から始まった社会特訓の授業が楽しく、初めてのクラス替えで0組になれました。とてもうれしかったです。社会の先生の都道府県の授業がとても楽しかったのは今でもよく覚えています。春と夏の学園長杯争奪テスト大会では両方2位になり、自信になりました。
<5年生>
Zoomによるオンライン授業が行われました。オンライン授業では集中しづらく、(僕の場合対面でも集中できていたのかわかりませんが)成績が低迷してしまいました。クラスはPC3~PC4のあたりをウロウロしていました。しかし10月の公開テストで高得点を取ることができ、11月にはPC2に。とてもうれしかったです。また社会特訓では礒辺先生の授業が楽しく、1年を通してずっと0組でした。
<6年生春>
志望校別特訓が始まりました。ベーシックのクラスはPC2、社会特訓は0組からのスタートでした。
これまで調子のよかった社会は5月の公開テストで75点を取ってしまい、1組に転落。とても悔しかったです。そこで6月の公開テストを頑張ると、90点が取れ0組復帰、とてもうれしかったです。
<6年生夏>
夏期講習が始まりました。毎日9時30分~20時30分は塾という缶詰に密封されました。毎日大変でしたが夏期早朝サポートルームでかなりの課題を消化することができました。行って良かったと思います。また、日帰り合宿では、計算間違いをすると、先生から厳しめに言われることもあり、計算ミスを防ごうと努めることができました。結果的に計算ミスも減り、良かったと思います。
<6年生秋>
ベーシックが、灘・P・Cにわかれました。僕は東大寺学園コースだったので、Pに所属することになりました。またこの頃は4科2型の偏差値が、65~69ぐらいだったということもあり、気が緩んで宿題の回りが悪くなりました。これは入試までなおりませんでした(泣)。偏差値につられて調子に乗っていたためか、プレ東大寺学園中入試もあと1点で不合格。少し焦りました。
<6年生冬> ~缶詰再開~
入試対策が始まりました。東大寺学園コース生に配付された「鬼さん数」ができれば算数はどうにかなると思い、「鬼さん数」を頑張り抜きました。
<入試>
いよいよ入試本番です。『俺は受かる』と信じて、そして入試に挑みました。
1月8日
【北嶺中学校】
初めての入試。でも試験会場がホールで“学校”っていう感じじゃなかった。
国語 嫌な形式。長い記述がなかった。
算数 普通。とんでもなく大きなくしゃみを会場内に響き渡らせてしまい注意を受け、落とされるかもしれないと思い、不安になった(皆さんはできるだけガマンしましょう)。
理科 公開テストに似ているかな? 普通。
社会 明らかに習ったことがないと思われる用語問題が続出! 苦しかった。
⇒ 結果 合格。しかし入寮基準に届いていなかったということもあり、焦った。
【おやすみコール、1月14日夜】
コースの先生全員と話し、先生方に大阪星光学院中合格宣言をした。「全員と話したのは君が初」と言われ、少しテンションが上がった。
1月15日午前
【大阪星光学院中学校】
試験開始前に時計や携帯電話が鳴ると不合格だと思っておいてください、と試験監督に言われ、預けた。リスクは避けよう。
国語 国語が苦手な僕でも解きやすいと感じた。比較的簡単。
算数 平野先生たちが言っていた通り、難化していた。でも8割はあると思う。
理科 簡単。満点の自信あり。
社会 簡単だが、過去問よりは難しかった。
⇒ 結果 合格。“進学先確保だ”と思い、安心した。
1月15日午後
【帝塚山中学校 1次B】
国語 簡単。
算数 簡単。大阪星光学院中入試の後だということもあり、眠たくなってしまい集中力が切れてしまった。
⇒ 結果 スーパー理系選抜クラスで合格。
1月16日午後
【西大和学園中学校】
国語 比較的簡単。
算数 簡単。
理科 難しい。
社会 簡単。自分の住む地域の地図が出た。自分の家もうつっていた。ラッキー! 入試ではこういうこともある。
⇒ 結果 合格。
いよいよ本命の東大寺学園中。井口先生に「自信は?」ときかれ、「あんまり」と答えると、「ある」と言うまで言い直しになりました(笑)。
1月17日
【東大寺学園中学校】
国語 短文づくりが出た。解きやすかった。
算数 計算問題がなくなっとるー!! びっくりした。
理科 過去問こんな難しかったか?(おい)
社会 簡単。
【東大寺学園中学校合格発表】
所定の時間より少し早く貼り出されました。見ると僕の受験番号、「1212」はそこにありました。その時僕はぴょんぴょん跳ねていたそうです(笑)。真っ先に入学のための書類などを受け取りに行きました。
~これから受験する皆さんへ~
僕が受験の時に後悔したこと、またやってよかったと思うことを挙げておきます。
1 張り切って時計を新調しない方がいい。アラームなどがよくわからないから。鳴ったら失格になりかねない。
2 「鬼さん数」を頑張る。3冊仕上げたらそれなりに力がつく(東大寺学園コース以外に配付されているのか知らないが…)。
3 翌日の入試会場が家から遠い場合はホテルに泊まるべき。大阪星光学院中の入試の際、僕の場合は家が奈良で交通の便が悪いため、泊まらなければ5時起きとなった。キツイと思う。
4 1日に複数入試を受けない方がいい。これをすると最後まで体力が持たなくなったり、集中力が切れてしまったり、などいろいろ弊害が生じてくる。
~最後に~
僕は結果的に、受験した5校すべてに合格することができました。合格できた要因と言えば、直前の「鬼さん数」3冊による算数の積み上げや“社会の3年間の積み上げ”が、大きいと思います。僕が東大寺学園中に合格できたのは、希学園の先生方が、落ち着きがなかった僕を高めてくださったからです。2年間僕の国語をみてくれた平野先生、「鬼さん数」をいろいろみてくれた先生、理科の相談にのってくれた小谷先生、社会を最初に楽しい授業で得意科目にしてくれた先生、そして、そのままの状態で入試に挑めるようにしてくれた礒辺先生、井口先生、その他ベーシックや最高レベル演習の授業をしてくださった先生方、さらには学園前教室、谷九教室の事務の方々、本当にありがとうございました。
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